第26回文化セミナー
明日の物語Ⅱ
◆日時/2022年11月23日(水・祝)
〔開演〕正午
●1部 講演
●2部 シンポジウム
◆指定席/視聴価格 いずれも 5,000円
◆会場/小樽市民センター(マリンホール)
◆問合せ/絵本・児童文学研究センター
小樽市色内1-15-13大同ビル4F
℡ 0134-27-0513 / Fax0134-29-4624
養老 孟司 氏
解剖学者。医学博士。東京大学名誉教授。
絵本・児童文学研究センター名誉顧問。
1937年生まれ、神奈川県在住。
標本作りなどデータを集積する基礎的研究の一方で、長年の解剖研究の結果から、身体および脳を中心として、社会、文化の問題を考える“唯脳論”を提唱し、理科と文科の学問の統合をめざしている。科学的領域にとどまらず、文学方面にも活動の幅を広げ、本来の虫好きもこうじて、以前から取り組んでいる環境問題にも力を注ぐ。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし、最新刊『ヒトの壁』を含む「壁」シリーズは累計660万部を突破。
近著に、『地球、この複雑なる惑星に暮らすこと』(ヤマザキマリ共著・文藝春秋)、『子どもが心配 人として大事な三つの力』(PHP新書)など著書、共著も多数。
斎藤 惇夫 氏
児童文学作家。児童文学ファンタジー大賞選考委員長。
絵本・児童文学研究センター顧問。
1940年生まれ、埼玉県在住。
長年、福音館書店の編集責任者として子どもの本の編集にたずさわる。1970年、デビュー作『グリックの冒険』で日本児童文学者協会新人賞。1972年『冒険者たち』で国際アンデルセン賞優良作品、1983年『ガンバとカワウソの冒険』(以上全て岩波書店)で野間児童文芸賞を受賞。2000年に福音館書店を退社し、創作活動に専念する。2015年、小~高校時代を過ごした新潟県長岡市から、子どもへの読み聞かせや選書の大切さを伝え続けた活動が評価され、第19回「米百俵賞」を受賞。
2010年に『哲夫の春休み』(岩波書店)、2017年に『河童のユウタの冒険』(福音館書店)、2021年にはエッセイ集『子ども、本、祈り』(教文館)を刊行。
工藤 左千夫 氏
絵本・児童文学研究センター理事長。
児童文学ファンタジー大賞選考副委員長。
1951年生まれ 小樽市在住。
生涯教育と児童文化の接点を模索するために絵本・児童文学研究センターを開設(平成元年)。2002年、特定非営利活動法人となる。現在、会員数は全国で1400名を超え、2年半にわたる基礎講座(全54回)を開講するとともに多様な公益事業に取り組んでいる。2018年、創立30周年を迎え、30周年記念誌『心の宇宙に挑んで』を刊行。
著書『新版ファンタジー文学の世界へ』『すてきな絵本にであえたら』『本とすてきにであえたら』(ともに成文社)、『大人への児童文化の招待』(エイデル研究所 河合隼雄共著)、『学ぶ力』『笑いの力』(岩波書店 河合隼雄他共著)。2021年度文化庁長官表彰。
茂木 健一郎 氏
脳科学者。理学博士。
児童文学ファンタジー大賞選考委員。
1962年生まれ 東京都在住。
脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。ソニーコンピューターサイエンス研究所上級研究員。東京大学、大阪大学、日本女子大学非常勤講師。2021年4月には広域通信高校の屋久島おおぞら高等学校の校長に就任。2018年には、日本人であるがゆえに気付かなかった「生きがい」の本質を探る初の英語による論考、『IKIGAI』を刊行。30か国、28言語での出版される。他、著書多数。