児童図書相談士検定

「児童図書相談士」検定について

意義

現代の複雑な社会において、子どもたちの心をいかにケアするかは大きな課題である。そのためのひとつの窓口として書籍文化はかかせない。しかし、現今の出版洪水の状況下では良書の選択そのものが困難である。そこで子どもの年齢や家庭環境をも考慮しつつ、良書選択のアドバイスが必要とされる。そのアドバイスの基準として企画されたのが「児童図書相談士」検定である。

アドバイスと言っても単純なことではない。そのためには、書籍の知識のみならず、ある程度の発達心理学や深層心理学的観点、思考としての哲学性、さらに現在の国際化の状況を踏まえての「比較文化論」など、多様な観点を踏まえなければ現実的なアドバイスとはなりがたい。このような意味で数多くの読書相談士を養成することは現代の文化的課題として重要であり、急務の事業と考える。

また、上記の意味においての「児童図書相談士」は、子どものみならず、青年期・成人期・熟年期・老年期の各世代においても重要な役割を期待される。それは現代の世代構成を鑑みれば、自ずと生涯学習の観点が要求されるからである。そのため、「児童図書相談士」は、児童文化と生涯学習との接点を、今後、新たに創設される学会(「児童文化と生涯学習」学会)において模索・研究する中核を担う存在として期待されるものである。

資格種別

  1. 3級(一般家庭向き)
  2. 2級(一般家庭向き+教職関連+図書館関連+その他)
  3. 1級(一般家庭向き+教職関連+図書館関連+センター基礎講座講師養成+その他)
    (※準1級を認定する場合もある)

資格取得の目処

(筆記試験について/1、2、3部 各100点満点)

  • 3級・・・第1部のみ 80点以上
  • 2級・・・第1部+第2部=合計170点以上(但し、80点以下の部があってはならない)
  • 1級・・・第1部+第2部+第3部=合計270点以上(但し、85点以下の部があってはならない)

受験資格

  • 3級
    1. 筆記(基礎講座テキスト1に相当…50分)
    2. 口頭試問
  • 2級
    1. 筆記(基礎講座テキスト1,2に相当…50分×2)
    2. 口頭試問
  • 1級
    1. 筆記(基礎講座テキスト1,2,3に相当…50分×2 + 60分×1)
    2. 口頭試問

資格更新

(3年更新/ポイント制)

  1. センター主催の正会員ゼミやセミナー、研修会等への参加
  2. センターが認知した他団体のセミナー、研修会等への参加
  3. 仮称「児童文化と生涯学習」学会への参加
  4. 指定図書の読了
  5. 児童文学ファンタジー大賞選考の1~3次選考委員
  6. その他センターが企画する催事等の実務参画
  7. その他

検定に関する情報

過去問題集

頒価 税別500円 (一部解答付) ※第11~15回の過去問題


第17回「児童図書相談士」検定試験合格者

【2019年5月7日(火)発表】 ※本人郵送通知

合格者発表の掲載はこちら

北海道新聞 (2001年6月1日朝刊)
著作物利用許諾(2001年6月21日)
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