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第23回文化セミナー

未来への記憶

◆日時/2018年11月18日(日)
    〔開場〕午前11時20分
    〔開演〕正午

 ●1部 講演
 ●2部 シンポジウム

◆会費/全席指定 5,400円  

◆会場/小樽市民会館

◆問合せ/絵本・児童文学研究センター
  小樽市色内1-15-13大同ビル4F
  ℡ 0134-27-0513 / Fax0134-29-4624

養老 孟司 氏

1937年、神奈川県生まれ。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。医学博士。東京大学名誉教授。絵本・児童文学研究センター名誉顧問。
標本作りなどデータを集積する基礎的研究の一方で、長年の解剖研究の結果から、身体および脳を中心として、社会、文化の問題を考える“唯脳論”を提唱し、理科と文科の学問の統合をめざしている。科学的領域にとどまらず、文学方面にも活動の幅を広げ、本来の虫好きもこうじて、以前から取り組んでいる環境問題にも力を注ぐ。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞。
近著に、『歳を取るのも悪くない』(中央公論新社)、『半分生きて、半分死んでいる』(PHP研究所)、『遺言。』(新潮社)などがある。

池澤 夏樹 氏

1945年、北海道生まれ。作家。埼玉大学理工学部物理学科中退。30代の3年をギリシャで、4~50代の10年を沖縄で、60代の5年をフランスで過ごして、現在は札幌在住。ギリシャ在住時代より、詩と翻訳を起点に執筆活動に入る。1984年、文明への懐疑と人間の性を描いた『夏の朝の成層圏』で長編小説デビュー。1988年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『楽しい終末』(伊藤整文学賞)、『静かな大地』(親鸞賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)など多数。他に『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』、『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』(いずれも全30巻 河出書房新社)もある。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね数々の作品を生んでいる。

斎藤 惇夫 氏

1940年、新潟県生まれ。児童文学作家。児童文学ファンタジー大賞選考委員長、絵本・児童文学研究センター顧問。
長年、福音館書店の編集責任者として子どもの本の編集にたずさわる。1970年、デビュー作『グリックの冒険』で日本児童文学者協会新人賞。1979年『冒険者たち』で国際アンデルセン賞優良作品、1983年『ガンバとカワウソの冒険』で野間児童文芸賞。2000年に福音館書店を退社し、創作活動に専念する。
『哲夫の春休み』以来、7年ぶりとなる待望の新作ファンタジー『河童のユウタの冒険』(福音館書店)が昨年刊行された。

アーサー・ビナード 氏

1967年、アメリカ・ミシガン州生まれ。詩人。ニューヨーク州のコルゲート大学で英文学を学び、1990年の卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。
詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞を受賞。また、2017年には早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞。エッセイ集に『亜米利加ニモ負ケズ』(日本経済新聞出版社)、『アーサーの言の葉食堂』(アルク)、絵本に『さがしています』(童心社)、『ドームがたり』(玉川大学出版部)、翻訳絵本に『どうして どうして?』(小学館)、『はじまりの日』(岩崎書店)、『みんなみんないただきます』(ピエール出版)、『なずずこのっぺ?』(フレーベル館)、ほか多数。
文化放送「アーサー・ビナード 午後の三枚おろし」にも出演。

茂木 健一郎 氏(コーディネーター)

1962年、東京都生まれ。脳科学者。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、英ケンブリッジ大学を経て現在、ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー。
専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年『脳と仮想』で小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』で桑原武夫学芸賞。
近著に、『最高の雑談力:結果をだしている人の脳の使い方』(徳間書店)、『IKIGAI―日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣―』(著者初の英語による論考、新潮社)などがある。


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